頭痛

頭痛には「一次性」と「二次性」に大別されています。

二次性頭痛

くも膜下出血、脳腫瘍など、頭痛の原因となる病気が隠れているもの。
病院での治療が必要な頭痛です。

一次性頭痛

それ以外の頭痛で「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発性頭痛」に分かれます。
当院で治療対象なのはこの一次性頭痛で、それについてご説明します。

緊張型頭痛(きんちょうがた頭痛)

一次性頭痛のなかで最も多いとされるのが緊張型頭痛です。後頭部・こめかみ・額を中心に頭重感や圧迫感または締めつけられるような痛みがジワジワと発生し、しばらく続きます。光か音のどちらかに過敏になる人もいますが、片頭痛のように吐き気や嘔吐が発生することはなく、体を動かした際に痛みが悪化することもありません。
痛みの強さは軽度~中程度で、日常生活に支障が出ることは少ないようです。
なお、緊張型頭痛のある人が片頭痛を起こす混合型もあります。

(原因)
・ストレス(身体的・精神的)
・顎関節症
・長時間の同一姿勢(デスクワーク・工場勤務など)
・運動不足
・眼精疲労

首・肩・頭の筋肉が緊張し(硬くなる)血流が悪くなる事が原因と言われています。また精神的ストレスも血行不良の原因となります。

(対処法)
・温める(湯船につかる、肩こりグッズ)
・ストレッチ、体操
・運動

セルフマッサージなども良いですが、自分の肩や首をマッサージするのは大変ですのでストレッチや体操などで筋肉を動かし、柔らかくするのが根本的な解決に繋がります。また日々の姿勢(不良姿勢)も原因として大きいので姿勢を改善することも大切です。

(当院での治療法)
血流不全を起こしている筋肉の緊張を緩和する。また、その筋肉の緊張を引き起こしている要素(不良姿勢など)を改善する。
はり灸を使わなくても治療できますが、使った方が治りが早い傾向があります。

片頭痛(へんずつう)

片頭痛は、頭の片側(または両側)が脈打つようにズキズキと痛む頭痛です。吐き気、嘔吐を伴うことがあり、光・音に敏感になるなどの症状があります。
痛みは強く、4~72時間ほど持続し体を動かしたり入浴したりすると悪化するのが特徴です。原因はまだはっきりしていませんが、何らかの刺激が三叉神経(脳から直接出ている神経)の刺激につながり、さらに連鎖反応的に血管の拡張や炎症が発生していくためと考えられています。
片頭痛が起こる前には、目の前がチカチカする、目が回るなどの前兆が現れることがあります。20~40歳代の女性に多くみられ、月経時やその前後に発症するケースも多くみられます。妊娠中は、一時的に片頭痛が軽減される人が多数いますが、半数の人は出産後1ヵ月程度で再発します。

(原因)
・ストレス、精神的緊張(解放されたときに起こりやすい)
・疲れ
・空腹
・アルコールの摂取
・寝不足、寝過ぎ
・月経
・人ごみや騒音などの物理的な刺激
・天候の変化

原因は解明されていませんが、血管が拡張(血流が良くなる)時や、疲れ・天候・精神的ストレスなど自律神経が乱れるときに起きやすい傾向があります。

(対処法)
・頭を冷やす(拡張した血管を収縮させる)
・身体的+精神的に安静にする
・痛み止めの服用

(当院での治療法)
自律神経の乱れが関係しているので「はり灸治療」で自律神経の調節を行います。また筋肉の緊張がある方はそれも治療します。
痛みが強い方は病院を受診し、痛み止めを服用しつつ治療を行うことがお勧めです。
はり灸を用いなくても治療は出来ますが、はり灸治療をお勧めします。

群発性頭痛(ぐんぱつせい頭痛)

目の後ろを通っている内頚動脈が拡張して炎症が起きて、頭痛が出ると言われています。炎症の原因は分かっていませんが体内時計が関係しているのではないか?とも言われています。痛みは「目をえぐられるような」と表現される激しい痛みです。
一度症状が出始めると、1~2カ月間毎日のように同じ時間に頭痛があらわれるようになります。

(原因)
・不明(体内時計が狂っている?)

(対処法)
・飲酒、喫煙を控える
・規則正しい生活を心がける

(当院での治療法)
「はり灸治療」により自律神経を整え自然治癒力を高めます。
同時に専門医での治療も行ってください。

よつば治療院内観1

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